時間はどこで生まれるのか ★★★★☆
- 作者: 橋元淳一郎
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2006/12/14
- メディア: 新書
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自分と現在を共有するのは非因果的領域
ミクロの世界では時間も温度も存在しない
また、因果律と排中律も成り立たない
エントロピー増大の外圧が主観的時間を、意志を創造する。
エントロピー減少の法則が成り立つ世界(時間が逆行する世界)と世界を見てもよい。しかしその流れでは、意志は創造されない。
世界は幾つも連なっているだけで、そこに時間的流れはない。
ただ、生物の意志が、その世界で河の流れのように連なりつながっているだけ。
宇宙の最初期はなぜエントロピーが小さい(秩序があった)のか。
秩序があったのではなく、宇宙は最初小さく、その後急速に膨張したため、一部に物質が集中していた(秩序が形成された)だけ。