自己組織化と進化の論理 ★★★☆☆−

自己組織化と進化の論理―宇宙を貫く複雑系の法則

自己組織化と進化の論理―宇宙を貫く複雑系の法則

問題として、
・生命には遺伝情報とそれをコピーする構造の二つが同時に必要だったが、その二つが偶然に同じ場所に発生することは確率的に非常に稀有。

  • 自己組織化と突然変異によって進化は行われた
  • 高分子の自己触媒系ネットワーク(高分子であるほど生成のプロセスが指数関数的に増大する)
  • 相転移、生命の結晶化

・生命が進化するにはやや欠陥のある(突然変異の発生し得る程度の)安定が必要だが、カオス的な敏感性はあってはならない。

  • まばらに結合したネットワークは、本質的な秩序を示す(K=2) Kはトポロジーに対する入力数
  • 密に結合したネットワークは、カオスへ向かう(K=4,5,N)
  • あまりにも疎な結合ネットワークは、退屈な振る舞いへと凍結する(K=1)

よって、恒常性のある安定した秩序立ったネットワークは自然発生し得る。

・生命の『結晶化』、『相転移
相転移点=『カオスの縁