自己組織化と進化の論理 ★★★☆☆−
- 作者: スチュアートカウフマン,Stuart Kauffman,米沢富美子
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 1999/09
- メディア: 単行本
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問題として、
・生命には遺伝情報とそれをコピーする構造の二つが同時に必要だったが、その二つが偶然に同じ場所に発生することは確率的に非常に稀有。
- 自己組織化と突然変異によって進化は行われた
- 高分子の自己触媒系ネットワーク(高分子であるほど生成のプロセスが指数関数的に増大する)
- 相転移、生命の結晶化
・生命が進化するにはやや欠陥のある(突然変異の発生し得る程度の)安定が必要だが、カオス的な敏感性はあってはならない。
- まばらに結合したネットワークは、本質的な秩序を示す(K=2) Kはトポロジーに対する入力数
- 密に結合したネットワークは、カオスへ向かう(K=4,5,N)
- あまりにも疎な結合ネットワークは、退屈な振る舞いへと凍結する(K=1)
よって、恒常性のある安定した秩序立ったネットワークは自然発生し得る。