博士の奇妙な思春期 ★★★☆☆+

博士の奇妙な思春期

博士の奇妙な思春期

・解離した人間は人の痛みを想像共感できず自己愛的な行動をとる、自己愛から解放されたはずなのに。
・家族内の三つのタブー、「性・死・金」は、それらがリアルだから。家族の他者性を際立たせる。(=父の死を欲望させる)
・母親にベッドの下を整理されることは「欲望を知っていると想定される者」という位置に母を置くことになり、息子は従属を強いられる。
・父の死は享楽(快楽や恐怖)の源泉
・金、家計は父の力であり、父の死を願う欲望を生んでしまう?